■ 山形の立ち位置の話 「山形県は、東京から300kmほどの距離にも関わらず、別世界のような静けさを保つ場所であり、日本の旅行者もまだ多くが訪れていない聖なる山々、静寂に包まれる寺社」云々とのことではありますが、要するに稀にみる寂れた場所ということで、まあ、それでいいんです。山形はまだまだ「奥の細道」状態ということで。 「奥の細道」で芭蕉が「侘び・寂び」から「軽み」に達したように、山形の侘しく寂れた風情からの「軽み」を感じ取ると言いますか。まあ、意外に軽いところもありますよ、山形は。 「2026年に行くべき世界の旅行先25選」が発表された翌日となる10月22日に、新たに就任された首相は、「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻すために、信頼関係を作り、日本が何をやりたい国なのか、しっかり発信したい」と述べていましたが、これが山形ならば、世界の辺境あたりで咲き誇れれば、まずはよしと、何をやりたいかについては、まあ、なるようになる、と言いますか、いや、不易流行ということでどうでしょう。 さて、「つるおか観光ナビ」(鶴岡ツーリズムビューロー)に載っていた「出羽三山の山伏が語る!知られざる山伏の秘密」というインタビュー記事には、「出羽三山は江戸時代、西の伊勢参り、東の奥参り」といわれるほど人気だった、とあります。 「出羽三山が江戸のある武蔵を含む東国三十三カ国総鎮守とされたこともあったのでしょうが、月山のご祭神がツクヨミノミコトで、伊勢神宮のご祭神であるアマテラスオオミカミの弟にあたるため、太陽の神である伊勢を詣でるのなら、月の神様も詣でないと、一方しか参らいない片参りになると、当時のガイドブックに書かれたこともあり、大人気になったようです。」とあり、山形も時には日の当たることもあったということです。英語で言うなら「Every dog has its day(どんな犬にも最上の日がある)」ということかしらん。以上をまとめると「YAMAGATA=Best of the World 2026=Every dog has its day」ということで、う〜む、自虐が過ぎるでしょうか、すみません。